美しい南フランスの風景           

~不思議な色の世界~ タネから咲かせた花色々 のAppendixとして、
美しい南フランスの風景と、南仏の花色々を一覧にしました。
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昔のアルバムの中に、ひときわ色鮮やかなページがあります。
数年前、南フランスに半年ほど滞在していました。


日本では梅雨の6月から7月、コートダジュールではからりとした青空が
広がり、人々は夏の日差しを求めて浜辺やプールサイドに集います。
空も海もまぶしいような青さで、公園の花たちも実に色鮮やかです。


滞在中に撮った、風景・日常生活・町中の写真をご紹介します。
観光ガイドブックには載っていない、何気ない魅力的な場面に出会える
かも。 
最後の方に、花コーナのAppendixとして南フランスで撮影した花を
少し特集しました。



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カンヌ
海岸の公園から見た街
Cannes

カンヌの海岸沿いメインストリートを、少し離れた公園から望んだ風景です。中央には高級ホテルカールトンが。 

カンヌ
丘の上のホテル
Hotel

一番のお気に入りのホテル。時間に余裕があれば是非宿泊をお奨めしたい。広く海が見え、大きなプールもある。

カンヌ
バスターミナル
Gare routiere

海沿いの公園の西はずれにあるバスターミナル。地下に広い駐車場。海側はたくさんのヨットが係留されている。

カンヌ
郊外の住宅街
Cannes

山側はなだらかな丘で、緑豊かな住宅街が広がっている。春にはミモザ(香水をとる)の花で一面黄色に。

カンヌの朝市
マルシェ
Marche

このマルシェには新鮮な果物、野菜、花、魚介類、肉類などが安く出ている。珍しいものもたくさんあり楽しい。

カンヌの朝市
マルシェ
Marche

この頃はまだユーロ統一前で、FF(フランスフラン)表示。1Fはおよそ20~22円。この赤い実はスグリの実です。

カンヌの朝市
マルシェ
Marche

 このマルシェの野菜や果物はとても美味しい。巨大なナスやキュウリなどもあり、初めて見るとびっくり仰天。

朝市マルシェ
トリュフ
Truffe

これがかの有名なトリュフ。kgで900Fですから、18000円ほどに。日本では滅多に市場にもでていない。

朝市マルシェ
茶トリュフ
Truffe

この茶トリュフは香りが良く、少し高い。日本ではkgで5万円くらいだったか。6個ほど5千円で買ってみました。

朝市マルシェ
花市
Fleurs

マルシェの花コーナです。珍しい花がないか探すのは結構楽しみでありました。バラの系統がやはり多い。

サントロペ
ヨット
St. Tropez

映画の舞台になった港町です。カンヌから60kmほど離れていますが、車で3時間ほどかけて行ってみました。 

サントロペ

St. Tropez

落ち着いた雰囲気のある港町で、行く途中に広がる海岸線の美しい景色も楽しめる。時間があればお奨め。

サントロペ

St. Tropez

サントロペの港は、大きな湾になっていて、見えている海の左側、遠方も陸地となっています。海は穏やか。

モナコ
カジノ モンテカルロ
Casino Monte Carlo

このカジノ周囲には、何やら高級そうな車がたくさん。紙幣を硬貨に両替してもらってスロットにチャレンジです。

モナコ
宮殿
Palais

モナコは周囲を南フランスに囲まれた独立国です。遠方の丘の上に見えるのは、モナコ国王の住居です。

モナコ
市街
Monaco

モナコグランプリの舞台となる道路は非常に狭い。慣れない右側通行に気をとられるとタイヤを縁石にこすることに。

モナコ水族館
Musee Oceanographique

水族館の建物が重厚。この入り口の反対側は、断崖絶壁の海となっていて、中からの海の眺めも楽しめる。

カンヌ
市街の湾岸沿い
Cannes

分離帯の左側に車が。フランスでは車は右側通行。横断時にうっかりすると牽かれそうになるのでご注意を。

カンヌ
カールトンホテル
Hotel Carlton

カンヌ中心街にあるひときわ目立つ高級ホテル。一度ここで食事をしてみたかったのですが...。

カンヌのレストラン
メニュー Carte
Restaurant

もちろんカールトンのメニューではありません。フランスの言葉で最も苦労したのは、メニューから内容を理解・想像すること。(続く)

カンヌのレストラン
地中海風サラダ
Restaurant

日本でも「タヌキ、キツネ、そば」の意味だけを知っている場合、タヌキそばの注文は決断ですよね~。

スーパーマーケット
ワインいろいろ
Vin

・・・ワインは実に美味しかった。気候と料理が合うのでしょう。日本に持ち帰った同じものよりも、当地で飲んだワイン

カンヌの喫茶
デザート
desert

は断然うまかったです。 こちらは海岸近くの喫茶店。戸外にテーブルがあり、冷たいデザートを

ニースの郊外
ルノワール美術館
Musee Renoir

Ville de Cagnes sur Merという町にあります。ニースから車で40分ほど。かつてあの巨匠が住んでいました。

ルノワール美術館
Ville de Cagnes
Musee Renoir

この南フランスの風景をこよなく愛し、このような広大な敷地に家を建てて住んでいたそうです。
一帯が見渡せます。

ルノワール美術館
オリーブの木
Olive

これは、庭に何本もあるオリーブの古木です。歴史を感じさせる姿。南仏ではオリーブを料理にふんだんに使う。

ルノワール美術館
近くの結婚式
le Mariage

近くの教会では結婚式。この後この車に乗ったお二人を仲間の車が囲み、クラクションを鳴らしてパレードです。

アンティーブ
ピカソ国立美術館
Musee National

ピカソ美術館は各地に点々とあります。
Antibesも海の街ですが、街それぞれに違った表情が。

カンヌ
海沿いの公園
Parc

カンヌの少し町はずれ海沿いに、延々と広大な公園があります。花を絶えず咲かせ美しい公園です。

カンヌ
海沿いの公園
le long de la Mer

公園にはメリーゴーランドなどもあり、ちょっとした遊園地気分も味わえます。お子様を連れて行くにも最適。

カンヌ
海沿いの公園
Parc

この日、カンヌ沖合には何やら勇ましげな船(軍艦?)がずっと停泊していました。海岸は、いつもの海水浴風景。

カンヌ
夕日の海
le Soleil couchant

公園の海岸では夕暮れまで海水浴。カンヌ付近の南仏は、札幌と同程度の緯度で、夏は夜8時近くまで明るい。

エステレル
赤い溶岩の山
Massif de l'esterel

カンヌから海沿いにサンラファエル(St. Raphael)、フレジュ(Frejus)、サントロペ(St. Lopez)方面へ進むと見えてきます。

エステレル
赤い溶岩の山
Massif de l'esterel

この赤い溶岩の山は壮大で、この赤と青い空のコントラストによって、不思議な印象を与える光景となっています。

サンラファエル
大聖堂
St. Raphael

各港町には、ヨットが係留されており、休日には沖合にたくさんのヨットが見られる。大聖堂が遠くに見えています。

フレジュ
遺跡
Frejus

ローマ時代の闘技場の跡。この時代はこのあたりもローマ帝国の支配下に置かれていた。この内側が闘技場。

フレジュ
遺跡
Frejus

この石の柱もローマ時代の遺跡です。道路脇に、撤去されずに点々と残っています。
  

カンヌ
夏の海岸
le Bord de la Mer

海岸のパラソル下から市街のホテルを見上げたところ。これから、沖合のセント マルゲリート島に向かいます。

カンヌ
夏の海岸
le Bord de la Mer

夏の海岸はこんな風景です。パラソルを立てて海を見ている、本を読んでいる人が多く、あまり泳ぐ人はいません。

カンヌ
セント マルゲリート島
Ile Ste. Marguerite

先ほどの丘の上のホテルから見えていた島に向かいます。だんだんカンヌの市街が離れて行きます。

カンヌ
セント マルゲリート島
Ile Ste. Marguerite

この日は曇って、空の色に冴えがありませんが、普段はあまり雨が降らないので、乾燥して空の青さが冴える。

カンヌ
セント マルゲリート島
Ile Ste. Marguerite

島の頂上からカンヌ市街を見渡したところ。島の頂上には古い町の跡が残っている。ちょっとしたハイキングになる。

エズ
鷲の巣村
Eze

中心街から遠く、行きにくいが、時間があれば是非お奨めしたい美しい村。多くのフランス人観光客でにぎわう。

エズ
鷲の巣村
Eze

ニースを過ぎて、モナコに向かうちょうど中間点あたりにある。 昔、このような切り立った山の頂上に村を作り(続く)

エズ
鷲の巣村
Eze

地中海の海賊から見えないようにして、街を守っていた。海沿いにこのような村がたくさんありますが、エズは有名。

エズ
鷲の巣村
Eze

街の中は城壁で迷路のようになっていて、万一襲われた時に、防御の役割を果たしていたということです。

エズ
鷲の巣村
Eze

海を見渡す高台の頂上近く、一帯はサボテン公園。乾燥気味で、冬も暖かい気候がサボテンに適しているよう。

グラース
香水の町
Grasse

グラースはバラなど、天然の花から香水を作ることで栄えた町。この像は、昔の香水売りの姿を表したもの。

グラース
香水の町
Grasse

グラースはカンヌから、北北西へ20kmほど走ったところにあります。
付近を見渡せる小高い丘の上にあります。

グラース
香水の町
Grasse

花から香料を抽出する方法などが学べます。抽出はたいへん。これはグラースの町並み。街灯がおしゃれです。


サン カシェン湖
Lac de St. Cassien

グラースからカンヌへの帰路に寄ってみました。細長い湖で、長手は7kmほど。カンヌから20kmほど西へ。

カンヌ
レシデンスホテル
Hotel residentiel

長期滞在型ホテル。建物が中庭を取り囲んでいて、防犯になっている。庭には自由に使えるプールなどがある。

カンヌ映画祭
52eme Festival
International du Film

カンヌ映画祭の期間中です。あの赤じゅうたんの上を、映画スターが歩く。正面は先ほどの海沿いの公園です。

カンヌ市街
街中をぶらつく
flaner en ville

カンヌの緯度は札幌よりも上ですが、地中海性の気候に恵まれ、温暖で、この10年冬に霜が降りていません。

カンヌ市街
ナポレオン街道
Route NAPOLEON

一方、夏の気温は高すぎず、乾燥していて過ごしやすい。 これはナポレオン街道の出発地点を示す標識。

ニース
広場の噴水
Nice

おっと忘れてました。プロバンス、コートダジュールでは最大級に大都市のニースです。英語読みするとナイスです。

ニース
広場
Nice

ニースのメインストリートは、海岸から少し内陸に入った所にあります。この広場から西に行くと見えてきます。

海岸の松林
巨大松ぼっくり
Cone de pin

湾岸の松林の松ぼっくりは、日本では見ない珍しいもの。長辺30cmほどもある巨大な実で信じられない大きさ。

フランスフラン
硬貨
piece de monnaie

ユーロに統合される直前のフランスフラン硬貨です。中段右の2色コインが一番高額の10フラン。約200円です。

フランスフラン
紙幣
billet de banque

フランスフラン紙幣。上段左の青い紙幣には、表にサンテグジュペリ、裏に星の王子様がデザインされています。

サルピグロシス
Salpiglossis

カンヌの公園にたくさん植えられていました。ペチュニアの仲間です。

マンデビラ
Mandevilla

ムージャン(Mougins)という山の上、鷲の巣村のレストラン街にて

ジャカランダとブーゲンビリア(モナコにて)

ジャカランダはブルーの美しい花を咲かせる。南米では有名な花木。

ジャカランダ
Jacaranda

種子繁殖が可能。我が家にも種子ものがあります。冬季は室内へ。

ブーゲンビリア
(モナコ水族館にて)

日本でもおなじみ。モナコは暖かいので、大きな木になり一面に咲く。

木立チョウセンアサガオ
Brugmansia

モナコの公園にて。日本でも温暖な地では越冬し、大きな木になる。

ハイビスカス
Hibiscus

この花でハワイを連想する方も多いかと思います。モナコ屋外にて。

アガパンサス
Agapanthus

ルノワール美術館にたくさん咲いていました。日本でもよく見かける。

紫宝花
Solanum

最近日本の園芸店でまれにみかけます。輸入種子からも育種可能。

るりまつり
エズの城壁内

迷路のような城壁内、小さなお店の並ぶ壁沿いに見かけました。


                                           
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南フランスに半年在住していたときに撮った写真を並べてみました。     

以下が筆者らが半年住んでいた地域です。      
* カンヌ ラ ボッカ (Cannes la Bocca)         

* マンドリュー ラ ナプール (Mandelieu la Napoule) 


南仏の風景に共通しているポイントは、     
* 青い海                   

* 爽やかな空                

* 楽しそうな生活の場           

でしょうか。     

これからヨーロッパ、特に地中海に面した南ヨーロッパに旅行      
を計画されている方には、少しだけ参考になるかもしれません。
     

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