2a.不思議な色の世界
−−− 要点(かんたんにいうと) −−−
・色(いろ)をの見える仕組み(しくみ)は、次のようなことを順に(じゅんに)たどると理解(りかい)できるようになります。
・目の仕組み(しくみ)
・光と色(いろ)の関係(かんけい)
・色の3原色(げんしょく)
・物(もの)に色(いろ)が付くしくみ
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 私たちは、この世界のさまざまな色を認識し、いくつかの色調には独特の名前を付けて親しんでいます。例えば赤や赤系の色でも朱色、茜、くれない、金赤、緋赤、鴇色(ときいろ)、桜色、えんじ、真紅、ワインレッド、などニュアンスによっていろいろ名前を変えていますが、そもそもこのように目が色を感じる仕組みはどのようになっているのでしょう。 そして、色とは何なのでしょう。
 私たちは何気なく、この世界のいろいろな色を感じ、これを当たり前のように見ていますが、この色を感じるという現象は、非常に巧妙な目の仕組みと、自然の不思議な仕組みが働きあってできているものです。

 この目の働きを理解するには、次のようなことがらを順次ひもといていく必要があります。
 ・目の構造
 ・目が光から色を認識する仕組み
 ・暗視覚(明るさだけを感じる視覚)と明視覚(色を感じる視覚)
 ・光と色の関係
 ・光に含まれる色の成分(スペクトル)
 ・色の3原色
 ・物の着色するしくみのいろいろ
 ・光の屈折、回折と分光
 ・光の吸収と色の発色
 ・光と電子の不思議な関係
 そして、このホームページで扱っている手品の仕掛けは、これらのことがらにちょっとした細工を施したものなのです。
 上記項目の多くは以下の目次から参照することができます。 (ただし、手品のタネ明かしに多少関係している部分は、残念ながらこのページからリンクすることができませんが、手品をお求め
くださった方は、ここ(手品をうまく演出するコツ)から入って解説の全文をお読みください。 タネ明
かし自体は、発送する物に添付されています。この解説にはタネ明かしは記載されていません。)

 解説は、多少お子様の理解には難しい部分もありますが、これは「そんなもの」と妥協させて頭に入れてあげれば、後日のある時点で、全てがつながりを持って理解できるようになります。
(注:)

 それでは、以下に順次、ページを変えながら解説をしていきます。


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※注:−−−−−−−−−−−−−−−
 理解するということは、過去の経験や知識から、それを説明できるようになるということです。 ここで重要なのは、理解できる年齢
であるかどうかではなく、その物事に興味を持てるかどうかだけです。 興味を持てるかどうかは大きな違いで、興味があれば自分か
ら調べようとするし、教えたことは自分なりにしまっておいて、関連することがらを取り入れていく行動を引き出します。 そして、後日、
取り入れたことの全てが、つながりを持って理解できる日を待っているでしょう。 このようにして後に理解した内容は、大きな広がりを
持ち、単に教育するのとは全く違う意味を持ってきます。




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