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--- 新着情報 ・ 目次 ・ キーワード情報の続き (詳細内容) ---
(Appendix-1 国立中学の教育、Appendix-2 国立高校の教育)
このページは上記のページに関連する内容のうち、本編に記載するには 
詳細すぎる内容を補足するためのページです。 本編の内容とのつながり 新着・掲載予定・目次に戻る
がわかるよう、数行部分のオーバーラップがあります。
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2010.10.7追記: 学校説明会について (国立、私立) より続き (元ページはこちら)
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(1)TKKM中/高(国立中高一貫、高校で約40名の一般外部生の編入あり)の途中から記載
(元ページ箇所はこちら)
以下説明会でのお話の要旨です。
・教育目標について (副校長より)
この学校の校風は自由闊達です。 教育目標は挑戦、創造、貢献です。 ここで、今年2010年6月に地球帰還を果たした「はやぶさ」の例を挙げて、この教育目標の具体的な主旨について述べていました。
この「はやぶさプロジェクト」は誰も今までやったことのない挑戦だったわけですが、本校に入ってくる生徒さんには、こうした似たような体験をさせてあげたい。
ここまですごいことができる訳ではないですが。
これまでの科学を発展させてきた先人が十数年かけて築いてきたものを、それぞれ数十分の授業で学んでいくことになるわけですが、こうしたものを築いてきた過程も大事にして、(そのほんの一部しかできませんが)その創造過程も体験させてあげたいと思っています。
ただし、先人がやってきた仕事は膨大なので、全部やろうとしたら何百年もかけても足りません。 従って、その学問の重要なエッセンスを数十分の授業の中で学び取ってしまうこと、これも学ぶ姿勢として否定しません。
この会場にはここを受験する生徒さんも多く、この「はやぶさ」の挑戦について、何がすごいことだったのかいくつか解説されていました。
・光で月まで1.3秒、太陽まででも8分で行かれますが、はやぶさは光で16分もかかる距離
まで行ってきたということ。
・通信すると電波が行って戻ってくるまで32分もかかり、その間に数万kmも動いてしまってい
ること。
・従ってはやぶさ自身に判断を任せる知能を持たせたこと
・小惑星のかけらには科学的にどんな意味があるのかということ。(他の大きな惑星と違って生
成時の熱が加わっていないため、原始太陽系ができたときの組成や物質の形を留めており、
そうした太陽系ができたときの様子を知る手掛かりになるということ。)
・このような遠くまで行って、戻ってくることがどれだけ大変なことだったのかということ。
こうしたことを会場の生徒さんにお話されていました。
次にもう一つ学校の特徴、方針として生徒自身の手で学校行事を企画、運営していくということが挙げられます。
例えば
・音楽祭: 企画を生徒自身で行い、舞台、照明から全てを生徒の手で運営する。 プロの方に
指導してもらったりもするが、実行するのは全て生徒でやっていきます。
・文化祭: 1万人近いお客さんが見えますが、これも全て生徒の手で企画運営していきます。
本校に入ってくる生徒さんには、こうした学校の行事なども通して、挑戦、創造、貢献を体験してもらいたいと思っています。
・VTRによる概要説明
----- 以下長くなったので途中を こちら のページに移しています。
・校外実習: 妙高の飯倉山登山と妙高高原でのスポーツ大会の様子が流されていました。
・水田学習
・音楽祭(合唱)
・体育祭: バレーボール、すもう、綱引きなど
・9月の稲刈り
・11月の文化祭: 文化祭での中3演劇などが解説されていました。
・数学の授業: おそらく中1ですが、11の倍数の性質のような整数論のようなものを取り上げ
ていました。
・稲刈り後の脱穀と餅つき: 水田学習の〆です。
・学習について
知的好奇心を持っていってもらいたい。 今も受験のための学習をやっていると思う。 こうした学習も知的好奇心を満たしてくれるが、物の本質を見る学習がおろそかになっている。
入学後は真の興味、関心を持つ学習をしてもらいたいと考えています。
社会科について例を挙げてみると、大化の改新という出来事があった。 こうしたものを単に歴史事実として覚えるのでなく、例えばこの改新のときに天皇の詔(みことのり)はあったのか無かったのか、つまりこの出来事は正義だっのか謀反(反逆)たっだのか。
こういったものごとを考える学習をしていきます。 そして考え方を学ぶ過程で知識も習得していってもらいたいと考えています。
各教科に共通した教育の姿勢としては、言葉を大切にしていくということが挙げられます。
月曜から金曜までは6時限授業、隔週で土曜日が登校日になります。
授業の内容は濃く、必要な場合には少し先の内容(例えば中学で高校の内容、高校では大学の内容)に踏み込んでいくこともあります。 また、校外の講師を呼ぶこともあります。
レポート課題や発表を通して総合的な力を付けていきます。
中高一貫教育なので、中学から入ったものは全員TKKM高校に進学することができます。
大学進学については、特定の大学への進路指導はしていません。 また、受験テクニックのような学習指導はしていませんが、進路指導はしっかりやっています。
大学に入った後の先を見据えた教育をしています。
本校は国立の大学附属機関ですので、国の費用で運営されています。 附属の大学からは毎年教育研究や教育実習生の受け入れをしています。 実習生のレベルは普通の教員レベルには達していませんが、本校を希望される方はこうした実習生の受け入れがあることも承知した上で志望してください。
TKKMでは本当の学びが待っています。
・部活動について
部活動、文化祭は生徒が実行委員会を作っています。 文化祭は今年は10/下旬から11/上旬にかけての週です。
中高一貫の6年間の教育が生きるのは、こうした体育祭、音楽祭といった行事ですが、特にこの文化祭に6年間の教育が生きていると思います。 文化祭は丸3日間行い、準備と片付けを含めると1週間文化祭に充てているといってよいです。
(ここで中1から高3までの人格形成の一般論に触れ)こうした行事を通した教育は、生徒の大事な6年間の人格形成に影響があります。 中1,2を経て中3から高1のあたりに混乱期というものが訪れます。
こうしたことを踏まえて、6年間の心の成長をもとに教育を行っています。 本校に入学するとこのように6年間の長い付き合いになります。
----- 以上長くなったので途中を こちら のページに移しました。
・選考試験について
中学の一次選考は約1000名以上(倍率にして8倍程度)の応募があった場合に実施します。 方法は抽選ですが、ここ10年ほど実施していません。
実施する場合には1/17ですが、1/13の午後5時までに抽選を実施するか否かを発表します。
TKKM中学の昨年の二次試験は、昨年は2/3に実施しました。 2/5に合格発表、2/11に合格者の手続きがありますが、合格者の説明会に欠席すると入学辞退の扱いになるので注意してください。
1/13 → 1/17 → 2/3 → 2/5 → 2/11
一次実施有無 一次(実施の場合) 二次試験 合格発表 合格者手続き
昨年783名が応募し、一次選考は無く全員が二次試験受験可能になりました。 773名が二次の出願をして、実際に2/3の二次試験を受験したのは667名でした。
このうち129名が合格しています。
中学の二次試験の配点は国語、算数、理科、社会の4教科が各100点満点と、報告書が100点で、合計500点満点で判定します。
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以下、報告書はどんな点を見るかという点と、補欠合格の有無・例年何人くらい補欠を出すか、その連絡方法についてはあまり公に開示しておらず、説明会で話す程度にしているようなので、パスワードページの方に記載しておきます。
同、説明会後の個別質問で挙がっていた内容ですが、TKKM高校の方の報告書を見る観点と、同じく高校の補欠の有無についても、資料等には記載していないようでしたので、パスワードページ側に移行します。
※※※※※ 15行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」に付属しています。
(パスワードBページ側のこのページへの入り方は、「国立高校の教育 パスワードBページ」の先頭右上
「新着・掲載予定などを
時折ここ(レ)に記載」のリンク部分をクリックしてみてください。)
(元の箇所に戻る レ)
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(2)KISI高校(私立中高一貫校、高校で約100名の一般外部生の編入あり) の途中から記載
(元ページ箇所はこちら)
・教育課程と入試について 教務員長より
学校の教育課程は週6日制で、土曜日は4H授業です。
高校からの編入生は1年間別クラスになり、本校の中学生から進学した生徒との進度差を埋めるためのカリキュラムを受けることになります。 具体的には数学が一般中学校よりも若干進んでおり、その
分を埋めるため、高校からの編入生は数学の授業を週に1時間増やし、その分芸術の選択科目の時間を1時間少なくしています。 少なくした芸術の授業は2年で埋めるようにしています。
実験から学び、授業で理解していく形態を採り、知的好奇心を刺激するような、真の学問探求の姿勢を持って学ばせていきます。
出願は1/25~1/27の8:00~15:00、欠員補充(補欠合格)は3月の始めまでに繰り上げ連絡をしていきます。
・学費等について 事務長より
----- 以下長くなったので途中を こちら のページに移しています。
受験料は2.5万円です。 学費は月額3.85万円 但し国の高等学校等就学支援金9900円を引いた額が実際の負担額になります。(資料には他に施設維持費4000円/月、 実験実習料4000円/月、PTA会費2800円/月、生徒会会費550円/月、 2学年から施設拡充資金6万円/年が記載されています。)
また、都内在住の場合、財団法人東京都私学財団の「私立高等学校等授業料軽減助成制度」があります。また、入学の後、家計状況の急変があったなど就学の継続が困難になった場合、2学期から授業料等を免除する制度があります。
・学園生活について VTR上映
入学式、ボートレース、授業紹介(国、数、英、体育、化学、地理、生物など)
生徒へのインタビューがあり、「部活が一番楽しい」、「女子がいないのは寂しいが、男子だけの良い所もある」などの生のコメントが聞けました。 また、入る前はひ弱な生徒が多いのではないかという印象だったが、入った後は「文武両道」の学校だということが分かったなどのコメントも聞かれました。
運動会の棒倒しでは結構荒っぽい感じで、たくましい印象を受けました。 学校生活で体力も鍛えられていくので、入る前から心配する必要はないとのことでした。
修学旅行では阿蘇や屋久島へ行ったときの様子が上映され、文化祭では3人の巧みなピアノ交代演奏が披露される画面を背景に、様々な様子を写していました。
他にスキー教室(有志)の様子、高3生のインタビューで旅行は行き先から始まって、生徒が決めて旅行会社と内容を詰めていくことの紹介、最後に保護者の方のインタビューがあり、「誇りに思える仲間が作れる」といったようなコメントなど学校生活の良い点が語られていました。
・授業について 教科担当より
英語: 全て英語で説明されていました。 授業も英語だけで行います。 以下実際に祭話された原文を交えて、できるだけそのままのニュアンスを伝えたいと思います。
KISIはCanadian schoolに似ている。 Canadaの学校には生徒が決めることのできるfreedomが多い。 しかし Freedom leads to responsibility. We use freedom to teach responsibility, which class to take, art, music... Freedom in classes, 例えば in math. classではsome students work very hard, and in English class other students work very hard.
私はJugling clubにin charge of、毎日放課後、生徒たちがクラブ活動のためにやってくる。 そしてyounger studentsをcoachするため、上級生はresponsibilityが養われていく。
Conclusion: Students lean responsibility through freedom.
学科全般: 高校から編入すると、1年の中間試験の後 学年旅行があり、その後しばらくするとほとんどの生徒が何らかの部活に入っていく。 本校では、学ぶ時と文化祭など行事で楽しむとき、それぞれメリハリを付けていきます。
高校からの編入にはいろいろな意味で不安を感じる家庭もあるようですが、編入の配慮をしているので心配しなくても大丈夫です。
まとめ: 本校では大学受験のための勉強ばかりしているように思われがちですが、そのようなことはなく、さすがに高校3年になると大学受験に向けてしっかりやっていきますが、それまでは実験やレポートなど、実体験の充実や基礎学力の充実を図っていきます。 豊かな思考力を育てるため、文系・理系を分けた教育や、能力別クラス分けなども行わず、文・理は生徒が選ぶ選択科目で特色を出すようにしています。
ある特定の大学を目指すような指導をしているわけでもなく、自らの適性を考えて進路を決めていくような指導をしています。
多くの行事がありますが、特に文化祭、運動会、修学旅行は生徒が主体で枠組みを作っていくようにしています。
教員と生徒の関係は信頼関係を重視し、生徒を見守るような指導をしています。
・校内見学
部活動: 運動部24、文化部26があります。 部活は活発で、特にクイズ部が有名になって文化祭は全国から見学者が来て困るくらい大変な賑わいになったが、他にも数学オリンピック、俳句なども活発な活動を行っています。部活は中学と高校で基本的には別の枠組でやっていますが、組織としては同じ組織で、文科系の部活などでは中1の指導を高校側の生徒が行っていたりする例もあります。
グランド: テニスコートのある第一グランドは中学でよく使い、第二グランドは高校でよく使います。
生物の授業の見学: ここでは驚くような実験演習を見せてくれました。 これは「おわん型クラゲ」の蛍光物質を作る遺伝子を大腸菌に組み込んで、蛍光を観察するという実験で、遺伝子操作は準備が少々大変だが、組み込む操作自体は混合するだけで簡単単純なものだとのことでした。
ここでは生徒が質問をする力も付けていきたいとの教育方針を述べていました。 蛍光クラゲのようなノーベル賞発見も、事実だけを聞いて覚えるだけの教育では
そうした大発見には結びつかない。 何故そうなっているのか、どういう仕組みなのか、そうした疑問、質問をする力を付けることが教育には、科学の発展には重要なのだ
とのことでした。
教室: KISI高校では1クラス50人制、これが8クラスで全生徒学年あたり400人となっています。 なぜ少人数制の学級編成にしないのか と良く聞かれるようでしたが、これでも授業には支障無く、むしろこの高校では個性派が多く、少人数制で少数の個性派が目立ってしまうよりも、大人数の教室で個性派が多数の中に埋もれていくような環境の方が良いのだという説明がありました。
----- 以上、長くなるので途中を こちら のページに移しました。
・校内見学から(続き)
授業: 基本をしっかりやることを重視しています。 よく世間で思われているような、進度の速いことをやっているわけではありません。 高校2年でも文系、理系を分けずに授業を行っていますが、これはgeneralistを育てるのに役立ち、特殊な分野を集中して深めるのではなく、全部を学んでいくことが本校の良い点です。
これは生徒にとって大変でもありますが、それができるような有能な生徒が集まっていることが本校のメリットであります。
(元の箇所に戻る レ)
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(3)TGD高校(国立高校、高校で約121名の一般外部生の編入あり(帰国生含む))
の途中から記載 (元ページ箇所はこちら)
・学校運営について 副校長より
本校の教育は、知識と思考 両方をバランス良く高めていく内容を行っています。 教育のレベルは高いものがあり、生徒は大学に入ってから本校の教育レベルの高さに気が付いたというような声も聞かれます。 例えば大学で実験を行ったが、その内容は既に本校の高校教育で既に行っていたものだった、などという話もあります。
生徒から良く聞かれる声は、忙しい、充実している、皆仲良くやっているといったものが挙げられます。
学校の校舎は関東の震災の後に建てられたもので、その分頑丈に造られており耐震性は大丈夫です。
この後、願書や入学試験に関する簡単な説明がありました。 願書で書き損じがあった場合には、書き直しをする必要はないが、修正液などでの修正ではなく、訂正印を用いた訂正手段でお願いします とのことでした。
また、附属中学の生徒さんや保護者の方も聞きに見えており、ここでの願書や入試の説明は一般中学向けなので、附属中学向けの説明は各附属中学で受けてくださいとのことでした。
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以上、学校説明会でのお話でした。 説明会では学校生活の話も多く出ていたのですが、上記文面内容に表せなかったものがあるとのことですので、そのあたりの内容について過去にこの学校の入学予定者を対象に行われた説明会(2/21に行われ、欠席すると辞退とみなされる)でのお話も記載しておきます。 これは過去にここをチャレンジしたことのあるご家庭から、管理人が聞いた話の抜粋です。
学校の様子として選択科目のこと、文化祭の演劇の話などが含まれます。
まず司会進行の先生から
・全般:
今回の入試は非常に厳しいものだった。 特に外部性の一般入試は倍率も高かった。 倍率が高いということは残念だった人も多かったということです。
そして本校への入学を希望して努力してきたが叶わなかった、ここにいる何倍もの人たちの思いもあるということも知っておいてほしい。
本校は一般中学から進学される生徒、留学生、帰国生、付属中学からの生徒いろいろなところからの生徒がいて、お互い友人どおしの影響を受けあう環境があります。
本校では本物志向の教育をしていますので、物あるいは社会の、実際の現象やことがらに触れて学んでいってほしいと思います。
・学校生活について: 副校長より
----- 以下長くなったので途中を こちら のページに移しています。
本校に入ると、いろいろな学校行事が待っています。 例えば山登り、音楽祭、文化祭、(など、ホームページやパンフレット紹介されている行事の説明がありました。) 中でも文化祭で3年生が中心で行う演劇は非常に力を入れて取り組むもので、文化祭で演劇をやりたいというのが一番の志望理由で本校に入学する生徒もいます。
2年までは文系・理系を分けずに学んでいきます。 3年もクラスは文系・理系を分けるようなことはしませんが、3年では各自が文系・理系の進路に合わせた選択科目を選んでいきます。
3/3,4までに1年で履修する芸術科目の選択をしてください。 芸術は音楽、美術、工芸、書道の4つがありますが、全て本物志向です。 ここで各選択科目について、各教科の先生から説明がありました。
* 美術: 油絵や水墨画などに取り組みます。 顔料などを使った描画などもやっていきます。
自分と社会を見つめよう、20年後の自分に向けて、というようなテーマで、自画像を
描いたりすることもやっています。
* 工芸: 金工細工などをやっていきます。 カップなどを作ったりしますが、とにかくこの工芸は面
倒なことが好きで、楽しいという人に向いています。 高い工作技術レベルが必要で、
手抜きをするとすぐに結果に表れてしまうような難しさがあります。 大変なのですが、
毎年おもしろそうなのでやってみたいという生徒さんが選択してきます。
* 音楽: 音楽を芸術として学んでいきます。 良いものに出会って、感覚を身に着けていくような
音楽学習です。 向かない人のパターンは集団に参加できないタイプで、集団での行
動が基本です。 (ただし独唱などもあります。)
もう一つ、時間を守る人に向いています。 音楽という芸術は時間の経過と共に消えて
いくことに特徴があり、聞いた後、演奏の後に残るのは思いだけということです。 選択
した生徒は、こういう点に自身の感覚の成長を感じてほしいと思います。
* 書道: 墨の香りが好きな人に選択してもらいたい。 筆を扱う技術が必要で、これを習得してい
きます。 お手本と同じものを書こうとしても似ていない、これに疑問を持って考えていく
と似ていないことに何らかの原因があることがわかってきます。 そうした疑問をもってい
ってもらいたいと思います。
書を学ぶことと、表現することには二面性があります。(他、文字と言葉の違いについて
のお話がありましたが、少し難しかったため、分かりやすくここに記載することができま
せん。 あしからず。)
春休みにやっておいてもらいたいというようなことは、あまりありません。 古典、古文を少し読んでおいてもらいたいのと、教科書などには載っていないようなことを学ぶような学習をしておいてほしいと思います。 つまり、いろいろなことに興味、関心を高めておいてもらいたいということです。
----- 以上、長くなるので途中を こちら のページに移しました。
・入学までに準備するもの
制服、上履き、バッチ、身分証明書、体操着、バッグ(指定なし、HR委員会作成のものも選べる)、などの説明がありました。
この高校の文化祭の演劇に関しては1点補足があります。 TKKM高校の音楽祭の演出はプロの方の指導があるという話を記載しましたが、この高校の演劇も同様で、プロの方が舞台演出、照明、演技指導など基本から指導してくださるとのことです。
演劇の分野に多少なりとも興味があって、一度経験してみたいと思われる生徒さんには、こうしたプロの指導を受けながら、全員が素人の劇団がまとまっていくのを体験する非常に良い機会になるのではないかと思います。
副校長先生のお話にあったように、この演劇をやってみたくてこの国立高校を第一志望にする生徒さんがいるというのは、こうしたプロの指導などもあって、クラスの皆が熱心に取り組むという点があるからなのではないかと思います。
(元の箇所に戻る レ)
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■ 2010.9.10追記:
女子の中学入試・高校入試について (国立、私立) (続き)
上記内容の続きです。 ('10.9.17)
中学版の元ページはこちらのリンク(レ)から。 高校版の元ページはこちらのリンク(レ)から。
学校説明会も10月がピークで、志望校決定にあたって最も重要なこの時期にこの辺の最新動向
を押さえておくことは意味があるかと思います。 現在志望している高校が以下のリストに入っている
場合には、こうした動向も把握しておくと受験校決定のための参考になるかと思います。
以下の2つリスト(第二回と第一回)を比較して比較的大きな変化(偏差で0.5以上)のあったところ
を挙げると以下のとおりになっています。
上昇傾向のあったところ:
・筑波大学附属駒場高校、 ・久留米大学附設高校 、
・市川高校
若干の下降傾向が見られたところ:
・京都教育大学附属高校、 ・大阪教育大学附属池田高校、
・青雲高校、 ・国際基督教大学(ICU)附属高校、
・白稜高校
この中で特に女子で大きな変化があったのは、久留米大学附設高校、市川高校(上昇)、京都教育
大学附属高校、大阪教育大学附属池田高校、国際基督教大学(ICU)付属高校、青雲高校、白稜高
校(下降)の7校です。
他も微妙に変動していますが、第一回は’10.6.6実施、第二回は’10.8.22実施ですから、天
王山と言われる夏休みの結果がこれに現れていると言え、各校を第一志望とする受験者の母集団が
全体と比べてどう変動したか、あるいは夏休みの結果を見て第一志望をどう変えたのかが推察される
内容になっています。
受験生は今の時期の様子、あるいは駿台模試を参考にする場合にはこの回の結果を見て、おおよ
その方向を決めて学校説明会などに参加しますから、個々には多少の好・不調はありますが、全体の
傾向がこの内容に現れていると考えられます。
(なお、別の理由で9月/11月の2回の結果が合否可能性判断には役に立つと言われています。)
--- 中学・高校のリストより --
国立、公立、私立中学校
(省略)
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国立、私立高校(第二回より) 比較用に再掲 数字の羅列で読みにくいですが、志望校間
を比較ください。
女子校:慶應女子高校(70.0)、豊島岡女子学園(63.8)、お茶の水女子大学附属高校(63.0) 計3校
共学校:東京学芸大学附属(67.5, 68.5)、久留米大附設(66.9, 68.1)、筑波大学附属(66.9, 66.2)、
早稲田実業(66.0, 68.0)、渋谷教育学園幕張(66.0, 67.0)、早大本庄学院(65.3, 66.6)、
大阪教育大学附属天王寺(63.5, 63.1) 、同 平野(63.5, 63.0)、同 池田(621, 62.5)、
西大和学園(63.0, 63.0)、青山学院高校(58.3, 63.0)、広島大附属(62.0, 62.7)、
国際基督教大(ICU)附属(59.4, 62.0)、市川高校(59.9, 61.5)、青雲高校(61.0, 61.2)、
洛南高校(61.0, 61.0)、広島大附属福山(61.0, 60.7)、京都教育大附属(59.3, 60.3)、
愛光高校(62.0, 60.0)、 計19校
男子校:灘高校(71.9)、筑波大学附属駒場高校(71.2)、開成高校(68.7)、東大寺学園高校(68.1)、
慶應義塾志木高校(66.5)、ラサール高校(65.6)、慶應義塾高校(65.5)、早大学院(65.3)、
大阪星光学院(64.0)、桐朋高校(61.6) 計10校
公立高校
共学校:都立日々谷高校(62.5, 61.5)、大阪府立天王寺高校(61.5, 61.5)、都立西高校(62.0, 61.0)
京都市立堀川高校(61.0, 61.0)、兵庫県立神戸高校(61.0, 61.0)、
鹿児島県立鶴丸高校(61.0, 61.0)、千葉県立千葉高校(60.0, 60.0) 計7校
(2010年(H22)駿台模試第二回資料より、外部一般受験で比較的難度の高い(人気
の高い)、女子が高校から編入できるところをリスト。 ()内は駿台模試受験者母集団の
合格圏偏差値、共学は(男子,女子)。 比較のため男子校も併記。)
-----
国立、私立高校(第一回より) 比較用
女子校:慶應女子高校(70.0)、豊島岡女子学園(63.7)、お茶の水女子大学附属高校(63.0) 計3校
共学校:東京学芸大学附属(67.6, 68.1)、筑波大学附属(66.9, 66.5)、久留米大附設(66.5, 67.5)、
早稲田実業(66.0, 68.0)、渋谷教育学園幕張(66.0, 67.0)、早大本庄学院(65.3, 66.8)、
大阪教育大学附属池田(62.5, 63.2)、同 天王寺(63.5, 63.1)、同 平野(63.5, 63.0)、
西大和学園(63.0, 63.0)、青山学院高校(58.1, 63.0)、広島大附属(62.0, 62.7)、
国際基督教大(ICU)附属(59.6, 62.6)、青雲高校(61.0, 62.0)、洛南高校(61.0, 61.0)、
京都教育大附属(60.5, 61.0)、広島大附属福山(61.0, 60.7)、愛光高校(62.0, 60.0)、
白陵高校(60.0, 60.0)、市川高校(59.5, 61.0) 計20校
男子校:灘高校(71.6)、筑波大学附属駒場高校(70.0)、開成高校(68.7)、東大寺学園高校(68.0)、
慶應義塾志木高校(66.5)、慶應義塾高校(65.5)、ラサール高校(65.5)、早大学院(65.3)、
大阪星光学院(64.0)、桐朋高校(62.0) 計10校
公立高校
共学校:都立日々谷高校(62.5, 61.5)、大阪府立天王寺高校(61.5, 61.5)、都立西高校(62.0, 61.0)
京都市立堀川高校(61.0, 61.0)、兵庫県立神戸高校(61.0, 61.0)、
鹿児島県立鶴丸高校(61.0, 61.0)、千葉県立千葉高校(60.0, 60.0) 計7校
(2010年(H22)駿台模試第一回資料より、外部一般受験で比較的難度の高い(人気
の高い)、女子が高校から編入できるところをリスト。 ()内は駿台模試受験者母集団の
合格圏偏差値、共学は(男子,女子)。 比較のため男子校も併記。)
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■ 開成高校さんが年号にちなんだ問題をときどき出していることに関係した話の続き:
元のページはこちら 国立高校の教育 2m-3-4 各教科毎の対策注意点(国立高校、併願私立高校受験のケース)
(問題を再掲)
次の2011年に近い年号の数字11個を取り上げてみました。
2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019, 2020, 2021
(設問(1)~(3)には脈絡はありません。 過去問でもありません。)
(1)この中で素数が2つあります。 どれとどれですか。
(2)この中で2つの素数の積で表されるものが3つあります。 どれですか。
(3)2011から2021までの数を素因数分解すると、それぞれどうなりますか。
答え:
(1)2011 と 2017
(2)2018 と 2019 と 2021
(3)以下のとおり。
2011 素数
2012 2×2×503
2013 3×11×61
2014 2×19×53
2015 5×13×31
2016 2×2×2×2×2×3×3×7
2017 素数
2018 2×1009
2019 3×673
2020 2×2×5×101
2021 43×47
開成高校さんは、2005年や2010年の例のように、年号にちなんだ問題をときどき
出しますが、そこを受けない場合でも、例えば筑波大学附属駒場高校さんも2002年
(H14年)に2002にちなんだ問題(筑駒 数学 H14 [2])を出していますし、他の
高校受験やまた中学の受験でも、そうしたことは問われる可能性がありますので、
その年号の因数分解くらいは見ておくと、何かの役に立つかもしれませんね。
そして上記の因数分解の結果を見ると、因数に比較的大きな数の素数がたくさん登場
しており、2011年以降も数学(算数)の問題は作りやすそうな感じですね。 特に20
21年は40代の比較的大きな素数2つの掛け算なので問題が作り易そうで、きっと
どこかの高校(中学も)で出題されるような気がします。
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■ 2m-4 通塾しない高校受験 より
通塾しない高校受験のメリット(本来の活用方法) (続き)
「通塾しない高校受験」の方法での英検(準2級以上)、 数検(準2級以上)のチャレンジについて
まずもとの記事の続きとして、その 解答 と 英語の原文を以下に記載(引用)します。 また、同様に続きとして、英検2級の問題の一部を和訳で引用し、その 解答
と 英語の原文を以下に記載(引用)します。 (著作権法の「引用」に関連して: 本引用の主旨は、掲題のとおり「通塾しない高校受験」の方法で英検準2級以上(あるいは数検準2級以上)にチャレンジするための方法について記載するためであり、詳細はもとの記事をご参照ください。)
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●08年第1回英検準2級 一次試験筆記 5[B]より引用
解答: 2
英語の原文: (自転車の町)
Cycle City
The Streets of Paris are often crowded with cars and other vehicles. This
traffic makes it difficult to travel around the city and also causes pollution.
In July 2007, the city government introduced a system to help solve these
problems. It parked about 10,000 bicycles at 750 special bicycle stations
around the city. People can rent the bicycles and then return them to any
of the stations. The city hopes that people will stop using their cars
so much and start riding bicycles more often.
:
: 以下省略
Question:
One reason why the bicycle system in Paris was introduced was to
1 increase the sale of bicycles.
2 reduce traffic on the streets.
3 make it easier for people to park their bicycles.
4 teach people that they need exercise.
:
: 以下省略
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●07年第1回英検準2級 一次試験筆記 5[B]より引用 (和訳して引用)
解答: 1
英語の原文: (コンクリートのテント)
Concrete Tents
Whenever a natural disaster, such as an earthquake or a typhoon, damages
people's homes, it becomes necessary to provide people with other places
to stay. Up until now, the two main types of shelter used for this purpose
have been tents and portable buildings. Tents are cheap and easy to deliver,
but they are also weak. Portable buildings are much stronger, but they
are expensive and difficult to transport. Now, two British engineers, William
Crawford and Peter Brewin, have come up with a new kind of shelter called
the Concrete Canvas.
:
: 以下省略
Question:
Ordinary portable buildings are
1 difficult to deliver to the area of a natural disaster.
2 too weak to be used after an earthquake.
3 cheaper to transport than tents.
4 too small for people to stay in.
:
: 以下省略
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●08年第2回英検2級 一次試験筆記 4[C]より引用 (和訳して引用)
希望の糸
クモの糸--クモが巣を作るために生み出す糸--は、驚くべき特徴を持つことで知られている。 同じ重さを持つ鋼鉄の5倍の強度を持ち、元の長さの4倍まで伸ばしても切れない。 こうした理由から、最近では多くの科学者たちがクモの糸を研究しており、かなりの数の重要な発見を行っている。 例えば現在、科学者たちは、クモがどのように糸を生み出すか、また、その糸がどのような化学物質を含んでいるかを知っている。 一部の科学者は、人工的にクモの糸を作る方法さえ発見している。
:
: 以下、上記の3.5倍程度の文面を省略。
(設問) 以下1.~4.の適切な選択肢を選んでマークシートに記入すること。
ここ数年、科学者たちは、
1. ある種のクモがなぜより強力な種類の糸を生み出すのかを解明した。
2. 鋼鉄でできた人工のクモの糸を開発した。
3. クモの糸にどのような化学物質が含まれているかを学んだ。
4. クモの糸がその寿命を迎えるまでの間に変化することを発見した。
:
: 以下、4問の設問を省略。
※注:本問に日本語の訳注はありません。(全般にほとんど訳注はない。)
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解答: 3
英語の原文: (希望の糸)
Threads of Hope
Spider silk -- the threads that spiders produce to make their webs --
is known for its amazing characteristics. It is five times stronger than
steel of the same weight and does not break even when stretched to four
times its original length. For these reasons, many scientists have recently
been researching spider silk, and they have made a number of important
discoveries. They now know, for instance, how a spider produces its silk
and what chemicals the silk contains. Some scientists have even found a
way to make spider silk artificially.
:
: 以下省略
Question:
In recent years, scientists have
1. found out why some spiders produce stronger kinds of silk.
2. developed artificial spider silk that is made from steel.
3. learned what chemicals are in spider silk.
4. discovered that a spider's silk changes during its lifetime.
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: 以下省略
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●07年第2回英検2級 一次試験筆記 4[C]より引用 (和訳して引用)
高地での治療
登山者が直面する1つの危険は高山病である。 この病気は、人の登る高さが上がれば上がるほど、空気中の酸素が少なくなるという事実によって引き起こされている。 この酸素の欠乏は吐き気や頭痛につながる可能性があり、極端な場合、死に至ることもある。 体は時間とともに空気中の酸素濃度の低下に慣れることができるが、低い高度から高い高度へとあまりにも急速に移動した場合、高山病にかかることが多い。
:
: 以下、上記の3.5倍程度の文面を省略。
(設問) 以下1.~4.の適切な選択肢を選んでマークシートに記入すること。
登山者が直面するリスクの1つとは何か。
1. 急激な温度変化に慣れることが難しい。
2. 空気中の酸素濃度が天候によって変わる。
3. 非常に高いところでは、恐怖感やパニックにつながることがある。
4. あまりに速く登ると深刻な病気になることがある。
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: 以下、4問の設問を省略。
※注:本問に日本語の訳注はありません。(全般にほとんど訳注はない。)
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解答: 4
英語の原文: (高地での治療)
High-Altitude Healing
One danger faced by mountain climbers is altitude sickness. This is caused
by the fact that the higher one goes, the less oxygen there is in the air.
This lack of oxygen can lead to vomiting and headaches -- and in extreme
cases; even death. Although the body can get used to lower levels of oxygen
in the air with time, moving too quickly from a lower altitude to a higher
one is likely to lead to altitude sickness.
:
: 以下省略
Question:
What is one risk that mountain climbers face?
1. It is hard to get used to the rapid temperature changes.
2. The level of oxygen in the air vary with the weather.
3. Great heights can lead to feelings of fear and panic.
4. Climbing too fast can make them seriously ill.
:
: 以下省略
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以上、英検準2級、2級の課題文、問題の一部を引用してみました。
結構難しい文章が並んでいますが、こうしたものに中学生のうちにチャレンジしていくためには、そのための「各科目に特化した学び方」をする必要があります。 もちろん中学生ということが前提ですから、他の科目をおろそかにすることなしに、興味があったり得意な方面を伸ばしたいという動機がある分野を、特別に伸ばしていくような方法でなければならないと思います。 そしてこれはもちろん、現在同時進行で学んでいる英語や数学の妨げになるようなものではありません。
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以下に、通塾しない高校受験のメリット(本来の活用方法)として、「通塾しない高校受験」の方法での英検(準2級以上)、 数検(準2級以上)のチャレンジ方法の詳細を記載していきたいと思います。 ここでは想定として、中2の終わりあたりでそれぞれ英検準2級、数検準2級をとるようなことを目標とする日程で記載していきたいと思います。
英検チャレンジの場合も数検チャレンジの場合も同じですが、基本は「2m-4 通塾しない高校受験」で記載している内容に従って、同じように進めていて問題ないかと思います。 ただし、同記事におおよその進度目安を記載していますが、それぞれ英検、数検を受験したい場合、各英語、数学は目安にした進度の早めの方で実施します。
つまり、
(I) 英検準2級を中2でチャレンジする場合:
※※※※※ 74行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」に付属しています。
このようなやり方で、現在学んでいる英語、あるいは「通塾しない高校受験」で実施している英語学習の妨げになることを全く考えずに、英検準2級にチャレンジすることができるようになります。 特に(3)で筆頭に挙げた課題の参考書(分野も特定)は最も効果があり、例に挙げたように英検準2級の1次、2次各試験をほぼ満点に近い状態でパスするには、これが最も有効な方法だったのではないかと思います。 しかもこれは、「通塾しない高校受験」のやり方においても、最も有効な英語学習の方法であると考えています。
(II) 数検準2級を中2でチャレンジする場合:
※※※※※ 54行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」に付属しています。
このようなやり方で、現在学んでいる数学、あるいは「通塾しない高校受験」で実施している数学学習の妨げになることを全く考えずに、数検準2級にチャレンジすることができるようになります。 特に、英語と同様ですが、(3)で筆頭に挙げた課題の参考書(分野も特定)は、思考力の強化という意味では最も効果があります。 これは、「通塾しない高校受験」のやり方においても、最も有効な数学学習の方法であると考えています。
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以上、英検準2級、数検準2級を中2でチャレンジする方法について記載してきました。
次にこれをクリアした場合です。 少しハードルが高いですが、英検2級 または 数検2級にチャレンジしてみてはいかがでしょう。 これらを中3の夏くらいにチャレンジしていく方法について記載してみたいと思います。
英検、数検はそれぞれ以下のような日程で行われています。
英検準2級、 2級 数検準2級、 2級
第1回 1次試験 6月中旬 6月下旬(団体、1次、2次)、 同 7月上旬、 同7月下旬
2次試験 7月中旬 7月下旬(個人、1次、2次)
第2回 1次試験 10月中旬 8月下旬(団体、1次、2次)、 同 10月上旬、 同10月下旬
2次試験 11月中旬 10月下旬(個人、1次、2次)
第3回 1次試験 1月下旬 11月下旬(団体、1次、2次)、 同 12月中旬、 同1月下旬
2次試験 2月下旬 同2月上旬(団体、1次、2次)、 同 2月中旬、 同3月中旬
同4月上旬(団体、1次、2次)
4月上旬(個人、1次、2次)
一般の中学校の場合、中3の夏休みは高校受験の天王山であるなどとも言われており、受験と少し方向の違う英検や数検の2級にチャレンジするというのは腰が引けるというのは事実かと思います。
英検2級は高校受験の学び方と方向性はそれほど違っていないのですが、それでもこの時期に とためらわれるかもしれません。 ましてや数検2級は、高校2年の範囲で、式と証明、複素数、円など図形の方程式、三角関数の各種定理、指数・対数関数、微分・積分、数列、斬化式、数学的帰納法、ベクトルなど、中学数学や高校受験の数学とはかけ離れた領域を扱いますので、そのようなことをしている場合ではないと考えられるのではないかと思います。
しかし、通っている学校が附属高校のある中学校 (私立・公立の中高一貫校、 私立大学附属中学校、 附設高校のある国立大学附属中学校) の場合、こうした受験はありませんから
(あるいは附設高校のある国立大学附属中学校の場合には、あまり意識せずに進学条件をクリアすることは可能ですから)、こうしたチャレンジが可能になってきます。
特に国立中学校の場合、お茶の水女子大学附属中学校の女子、 筑波大学附属中学校、 筑波大学附属駒場中学校の場合には、あまり意識せずに附設高校への進学条件をクリアすることができますし、東京学芸大学附属中学校(3校)の場合にも、内部進学条件として高校の入学試験がありますが、こうした取り組みが可能なレベルに達している生徒さんにとっては、こうした入試のハードルは(一般受験の場合とは違って)そこまで構える必要はないものと考えられます。 (とはいっても、さすがに学芸大付属中の場合には、よほど出来ている生徒さんでも、高校入試の傾向を押さえた対策というものは重要ですし、自信がある場合でも併願校のことを考えたり、すべり止めを確実に確保することも必要になりますから、こうした英検/数検2級程度にチャレンジできるのは、10月、11月あたりに実施される回あたりまでかとは思います。)
ここでは附属高校のある場合のメリットとして、こうした英検/数検2級にチャレンジしていくことについて記載していきたいと思います。 ただし、もちろん一般の中学校でもこうしたチャレンジができないわけではありません。 チャレンジする場合には少し方向性が異なり、高校受験に対する重荷になる可能性が高いということです。
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■ 附属高校のある中学のメリットの生かし方 (続き)
~ 私立(公立)中高一貫校、私立大学附属中、(附設高校のある)国立大学附属中の場合 ~
上記のような附属高校があって高校受験がない(または、ある程度ハードルが低くなっている)場合、このメリットを更に生かして、自身が興味を持ったり、得意分野を伸ばしたい方面に活用する学び方ができるということについて記載しておきたいと思います。
ここでは一般中学校の受験も考えて、附設高校のある国立中学校の中でも比較的条件が厳しい東京学芸大学附属中学校(3校)の場合を想定して、高校受験を考えた学習と英検/数検2級を目標にした学習ができるだけ両立するような方法を考慮して記載していきます。 もちろん高校受験がない場合には、この対策を外して考えれば良いということになります。
まず3年に入ってからを想定していますので、(3),(4)の時期を考えれば良く、(3)は前述と同じです。 ただ、対象となる英検/数検が2級となっていることについて、対策を考えていきます。
(I’) 英検2級を中3でチャレンジする場合:
※※※※※ 6行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」に付属しています。
(II’) 数検2級を中3でチャレンジする場合:
※※※※※ 18行省略 ※※※※※ (パスワード種別Bページへ) パスワード種別Bはマジック「虹を作ろう」に付属しています。
なお私立の中高一貫校の場合、中学3年で数I,A、高校1年(中高4年)で数II,Bを学ぶような進度のところが多いですから、こうしたところに高校1年から編入しようとする場合には、前述のような英検/数検2級の範囲を中学3年でチャレンジしようとする試みというものは、全く的外れなものというわけではないと考えられることを最後に一点だけ追伸しておきたいと思います。
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